2019年7月16日火曜日

第四回高野八葉俳句大会 盛会に終了

今日7月15日は第四回高野八葉俳句大会の日。下界では梅雨の晴間も出ていたが、高野山に近づくにつれて、山霧が出だしました。昨年は投句者87名258句(この句会は一人3句限定)だったのが、今年は109名327句で回を重ねるごとに投句者が増えるのが嬉しい。今日の会場には56名の参加者。笑顔と熱気に包まれる中一般選、選者選が披講され、下記の方の受賞が決まりました。


        
宿坊での昼食(希望者)


会場の大師教会


熱気溢れる会場風景


手拝委員長挨拶 


 披講のご三人


受賞者の皆さん


釈迦文院賞の塚月凡太さんと委員長


和歌山俳句作家協会賞の井澤佳代子さん


和歌山文化協会賞の古梅かほるさん




高野町文化協会賞 谷口智行さん


高野町観光協会賞の中浴智美さん


高野山宿坊協会賞の蓮井いく子さん


第四回高野八葉俳句大会成績
           令和元年7月15日(月)於・高野山大師教会
                投句者数109名 投句数327句
 
釋迦文院賞
青葉木菟高野百坊ともる頃     塚月 凡太

 和歌山俳句作家協会賞
影踏まぬ距離を保ちて夏僧衣    井澤佳代子

和歌山文化協会賞
木下闇敵も味方も無く墓石     古梅かほる

 高野町文化協会賞
すずめにも高野方言柿若葉     谷口 智行

 高野町観光協会賞
江戸ふうりん紀州の風に馴染みけり 中浴 智美

 高野町宿坊協会賞
海の日のさらさら落つる砂時計   蓮井いく子

□選者選
上野みのり特選
江戸ふうりん紀州の風に馴染みけり 中浴 智美
桑島啓司特選
時の日や時を急がぬ日々となり   中浴 智美
須田光成特選
老杉のまとふ霊気や夕遍路     中嶋美恵子
田中春生特選
父の日の畑の父に会ひに来し    菊地 則子
武友朋子特選
ででむしの殻悲しみの重さかな   江口 孝志
塚月凡太特選
老鶯を先達として古道かな     野村眞佐子 
手拝裕任特選
海の日のさらさら落つる砂時計   蓮井いく子
深津一葉特選
父の日の畑の父に会ひに来し    菊地 則子
堀 雅子特選
蛍籠宝のやうに抱く君       本間美知子
本多 邁特選
青葉闇高野の風は木の匂ひ     小林寿美子
満田三椒特選
ドア開く度霧の入る高野線     木下 敦子